大学生のコミュ障の治し方!意外な原因や特徴とコミュニケーション能力を上げる方法
『コミュ障(コミュニケーション障害)』という俗語が生まれて久しいですが、実際に人とのコミュニケーションに悩んでいる大学生は今もたくさんいらっしゃると思います。
- 思うように会話が続かない
- 知り合いと深い友達関係になれない
そういった悩みは尽きないですし、結局のところ有効な対処法はあまりないように思われてきました。
しかしながら今回、『コミュ障』と呼ばれる現象のとても意外な理由と、その対処法について私自身が思うところについてご紹介していきます。
目次
コミュ障には2種類存在する
実は、いわゆる『コミュ障』には2つの種類が存在するんです。
まず一つは、
本当はお喋りが苦手ではないのにコミュ障だと思われている人
二つ目は、
心の持ち方でコミュニケーションが下手になっている人
実はこれ、本当に不思議なのが『仮に今コミュニケーションが得意でも、いつ苦手になるか分からない』という点なんです。
それも結局、上記の2つのどちらかに陥っているだけである場合が多いので、1つずつ解説していきますね!
コミュ障だと思われているだけなケース
まず一つ目の、『本当はお喋りが苦手ではないのにコミュ障だと思われている人』について解説していきます。
実際にはコミュニケーションが苦手でも何でもないのに、周りに『こいつコミュ障だな』という印象を与えてしまい、なんとなく会話が続きづらくなる・・・
そういうタイプの人の特徴は、以下の通りです。
- 人に早口だと言われる
- 声が小さく聞き返されることが多い
- 耳が悪く、会話が聞き取りづらい
- 相槌がワンパターン
上記の特徴が当てはまる方で、自分自身がコミュ障であると思っている方は、実はコミュニケーションは苦手でない可能性が高いです。
早口や声が小さい場合
早口や声が小さい場合、どうしても会話している相手が聞き取りづらくなり、自然に会話のテンポが遅くなってしまいます。
そういった個性を受け入れられる余裕がある人は良いのですが、残念ながら全員が全員そういうわけではありません。
声の小ささや早口は心がけ次第で治せるので、是非気をつけてみてください。
会話が聞き取りづらい場合
次に、『相手の会話が聞き取りづらい』というケースについてお話します。
これって本当に難しい問題で、聴力の問題以外でも、感音性難聴という『会話そのものは聞こえるけど、何と言っているのか聞き取れない』という病気も存在します。
程度の差こそあれ、自分自身の症状について気付いていない方も多いそうです。
さらに悪いのが、『会話が上手く聞こえないから自信がなくなる』というパターン。
誰かが何かを言っている→聞き取れず聞き返す→やっぱり聞き取れない→諦めて適当に相槌
こういうケースは本当に多く、そのせいで会話が止まってしまったりすると、どんどん自信をなくしてしまう方も非常に多いです。
(私自身も会話を聞き取るのが苦手で、よく苦労をしています)
こういうケースの対処法としては、『聞き取れないことは悪いことではない』と認識し、自信を持つことです。
『私、絶対変なふうに聞き取っちゃうの(笑)』と自分の弱みをオープンにして、会話の中でも『え?なに、◯◯?』と天然ボケ風な返しをしてみてください。
案外、こうした方がラクになる場合が多いです。
聞き取れなくても、分かるまで聞き返せば良い。
相手だって最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてもらえればこっちのものです。
相槌がワンパターン
会話の中で、案外大切なのは『相槌』です。
相槌をないがしろにしてしまうと、なんとなく会話が進まなくなったり、テンションを下げてしまう原因にもなるからです。
同じ相槌を過剰に繰り返したり、興味のなさそうな返しを続けるのはやはりオススメできません。
私も普段は『なるほど』という相槌を多用していたのですが、とあるテレビ番組によると、『相手に興味があるフリをしているけどホントは何も聞いていない人の特徴』だそうです(笑)
なんとなく使いやすい相づちだったのですが、繰り返し使うのはダメみたいですね。
さて、ここまでお話してきたのは、いわば『第一のコミュ障』についてです。
次に、いよいよ二つ目のパターン、『心の持ち方でコミュニケーションが下手になっている人』について解説していきます。
心の持ち方でコミュ障になっている
実は、ここからが今回最もお話したかった内容でもあります。
心の持ち方・・・というと語弊がありそうですが、簡単に言うと『気持ちの問題でコミュニケーションを取れなくなっている』ということです。
特徴としては、
- 知り合いと深い友達関係になれない
- 接客などの不特定多数の人とは話せる
- 相手と何を話せばよいのか分からなくなる
こういった項目に当てはまる人は、おそらく第二のコミュ障である『気持ちの問題でコミュニケーションを取れなくなっている』である可能性が非常に高いです。
単刀直入に言うと、そうなってしまう大きな原因は、
『相手のことを心のどこかでバカにしている』
ということです。
一般的にコミュ障といえば、『自分に自信がないから』『話題に付いていけないから』『趣味が他の人と合わないから』などと言われてきたので、意外に思う人も多いかと思います。
しかしながら、実はそういう状況を引き起こしてる大半の原因が、『相手のことをバカにしているから』なんですよね。
一度、よくよく自分の深層心理を考えてみてください。
例えば、自分と趣味が全く違う相手に出会った時、なんとなく自分の趣味のほうが優れているような気持ちになっていませんか?
相手の大学名や経歴などを聞いて、なんとなく相手をバカにしてしまっていませんか?
実際、京大や東大などの難関大学の学生にコミュ障が多い、などと言われている理由もそこだと思います。
ハッキリと思っているわけでなくとも、深層心理でなんとなく相手のことを下に見てしまっている。
それが、コミュ障を引き起こす一番の原因なのです。
コミュ障を治す対処法はないのか?
深層心理などという言葉を使ってしまうと尚更、『そう思っちゃうものはしょうがない』『自分の正直な気持ちのコントロールなんてできない』と思ってしまいそうですね。
もちろん理想は『バカにもしないし何も思わない』ことですが、それが一番難しいものです。
そういう場合の一番の対処法は、『一つでも良いから相手の良いところを一つでも見つける』ということです。
なんかライフハックにありがちな言葉ですし、非常に薄っぺらい対処法のように思えるんですが、実はこれが一番効果があります。
表面上ではなく、心から尊敬できる良いところを一つで良いから見つける。
これが本当に大切です。
そもそも相手をバカにすることで上手く話せなくなるのは、相手への興味が一切持てなくなり、本能的に会話を拒絶してしまっているからなんですよね。
そんな時に、相手の良いところを本気で探してみたり、見つかったらそれを吸収できないか考えたりすることで、自然に相手への興味が沸いてくるのです。
そうなると、不思議と相手をバカにする気持ちは消えていくものです。
これって結局、知らず知らずのうちに自分の気持ちのコントロールができていることになりませんか?
私は実際、この方法でコミュ障を克服しました。
最初の方にも少しお話しましたが、ふとしたキッカケで突然コミュニケーションが苦手になることがあるのですが、その原因がこれだったんですよね。
良い大学に受かったことで、なんとなく相手をバカにする気持ちが生まれ、その結果コミュ障になり、逆に友達が出来なくなる・・・という最悪の循環だったんです。
『相手が何を考えているか分からない』から話せなくなる
結局のところ、『相手が何を考えているか分からない』から話せなくなっている場合が少なくありません。
その原因は色々あって、先ほどのような『相手を心のどこかでバカにしている→相手に興味がわかず、考えていることも分からない』というパターン。
その他にも、例えば中高男子校出身で、大学入学後に突然接するようになった女子の気持ちが全く分からない・・・というケースも多いでしょう。
コミュ障を治すためには、まず『相手が何を考えているかを予想できるようになる』能力が必要だと考えられます。
(そしてそれこそが、まさにコミュニケーション能力と言えるでしょう)
自覚がある時点で実はコミュ障じゃない
そんな簡単には治せない・・・と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、遅くとも数ヶ月あれば周りの環境は変わっていくものです。
少し矛盾しているようですが、『自分はコミュ障だ』と思っている時点で、実はコミュニケーション障害者なんかじゃないんですよ。
私が思う本当のコミュ障は、饒舌に話せるけど相手を不快にさせる人や、自分本意な話ばかりして嫌われてしまう人のことです。
上手く話せないとか、会話が続かないとか、そういう人は決してコミュ障ではないし、克服すればみんなに好かれるような優しい性格の方が多いです。
(むしろ、無自覚のコミュ障がそのまま社会人になり、やがて『老害』『会社の嫌な上司』となっていく方が恐ろしいです)
是非、今回の記事を参考にして、コミュニケーションを得意にしてくださいね!
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