東大・京大生は彼氏や彼女ができない?高学歴の恋愛事情とは
最近では『さんまの東大方程式』といった番組を始め、高学歴の大学生たちの恋愛模様が注目されるようになりました。
しかしながら、その多くが
- 賢いけど全くモテない
- 勉強ばかりしてきたせいで恋愛が分からない
- 人数が少ないはずの女子でも彼氏がいない
など、まるで『高学歴な人は恋愛ができない』といった番組が多いですよね。
実際には、東大や京大の恋愛事情はどのようなものなのでしょうか?
そこで今回は、京大出身の筆者が、¥高学歴大学生の恋愛事情について考えてみたいと思います。
目次
恋愛経験は少ないかもしれない
実際に高学歴な大学生は、恋愛経験が少ないのでしょうか。
結論から言うと、『人それぞれではあるが、平均的に少ない』と言えると思ます。
(慶応や早稲田などの難関私立大学の場合は事情が全く違うので、今回は東大や京大などの難関国公立に絞った話をします。)
理由はいくつかあるのですが、難関国公立大学生には男子校出身者が多いことも関係しています。
有名進学校の多くが男子校や女子校で、しかも中高一貫校です。
中高6年間も女子と一切関わらずに過ごしてきた男子学生にとって、恋愛が難しいのはもはや当たり前かもしれません。
また、上のレベルの学校ほど女子の割合が低くなる傾向にあります。
入学したときは同じ人数でも、成績別にクラス分けをした際には男子が圧倒的に多い、というケースは意外と一般的なのです。
そのような事情が関係して、高学歴な男性は恋愛経験が少ない場合が多いですね。
(最近では、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では星野源演じる平匡さんは京大の工学部出身という設定でした。
そこでも『恋愛経験なし』『女性の気持ちが分からない』キャラとして描かれていましたが、まさに世間のイメージ通りかもしれませんね・・・)
彼氏や彼女はできないのか?
それでは、東大生や京大生は本当に彼氏・彼女ができにくいのでしょうか?
確かに、難関私立大学と国公立大学では雰囲気が大きく異なります。
偏差値の高い私立大学では、カップルの割合はかなり高いです。
その一方で、難関国公立では私立に比べればカップル率は低いと言えますね。
校風が一番大きな理由だと考えられますが、もう一つの要因として『男女比』の問題があると思います。
例えば京都大学では毎年の入学者2000人のうち女性は約400人程度と言われていますし、工学部・理学部などでは女性の割合は圧倒的に低いです。
そもそも女性が少ない上、恋愛を楽しむ雰囲気ではない場合は、確かに彼氏や彼女を作るのは難しいかもしれません。
それでも、サークル内や学科内などで気の合う相手を見つけ、実際に恋愛を楽しんでいる学生はちゃんと一定数存在しています。
(もちろんその割合は、私立に比べたら低いと思いますが・・・)
高学歴な女性は可愛げがない?
一般的に、そして実際に偏差値の高い大学内でも言われていることですが、『総じて女子の可愛げがない』という点です。
可愛げとは何なのか、その定義は難しいところではあるものの、確かに『男性に頼ってくれるような可愛らしい女性』は少ない気がします。
理由は明白で、受験戦争という過酷な競争社会に生き残って来られるような女性は基本的に負けん気が強く、自分自身の確固たる意志や意見を持っているケースが多いからです。
受験は最終的には孤独な世界なので、難関国公立大学には自立心の強い女性が多いのは間違いありません。
しかしながら、『女性はある程度男性を頼ってきて欲しい』と思っている人にとっては可愛げがなく感じてしまうことも多いのでしょう。
これこそが、例え大学構内に女性が少なくても彼氏持ちの女子学生が少ない理由の一つであると考えられますね。
恋愛を楽しむ環境は整っている
難関国公立大学では、他の大学に比べて下宿生の割合が高いです。
これは、高いレベルの大学を目指して全国各地から学生が集まってくるからで、同時に学生の生活上の自由度も大きいと言えます。
(親の目がない環境の学生が多く、友達同士の家に泊まったり、彼氏と半同棲状態になったりするのは簡単なわけです)
しかしながら、そういった環境の中でも恋人ができないというのは、確かに『恋愛下手』と言われてしまっても仕方がないかもしれません。
一度付き合い始めれば、他の大学生と比べて充実した恋愛を楽しめると思いますが、どうしてもそのハードルは高いのかもしれません。
高学歴はどんな生活を送っている?
それでは、高学歴な大学生はどのような大学生活を送っているのでしょうか。
もちろん人によって、特に学部や専攻によって様々ですが、少なくとも京大生は比較的自由に遊んでいる人が多い印象があります。
(留年や進振りが厳しい東大は、かなり勉強が忙しいという話を聞きますが・・・)
周りは飲食店が多いので、友達とご飯を食べに行ったり、観光地である祇園四条などへ繰り出して、ゲームセンターに行く学生が多いですね。
文系であれば授業がかなりラクな人も多いので、そういう場合はそれぞれ自分が好きなことに熱中しています。
ただ、案外これが『恋愛が下手』な理由に繋がっているのではないかと思います。
京大生は趣味にも熱い人が多く、その矛先がサークル活動内では収まらない場合もあります。
例えばボードゲームが好きな人がボードゲームカフェを自分で開いたり、いわゆる音ゲーにハマってゲームセンターに通い詰めたり、『自分自身のことに没頭したい』人が結構多いんですよね。
もちろんそれは素晴らしいことですが、恋愛においては少し話は変わってきます。
自分の時間を犠牲にして彼女と一緒に過ごしたり、自分のやりたいことを諦めて相手のために時間を使ったり、そういった『自己犠牲』が否応なく付きまといます。
それに耐えられない場合、どうしても恋愛をするのは厳しくなってしまいますよね。
それも、高学歴な大学生が恋愛下手と言われる理由ではないかと思います。
高学歴と仕事と恋愛の板挟みになる
それでは、高学歴な女性の恋愛観とはどのようなものなのでしょうか?
もちろん細かい部分では千差万別ですが、多くの女性が『せっかく高学歴なんだから、良い会社に入ってバリバリ仕事をしたい』
という思いと『キャリアウーマンになってしまうと、結婚や子供は諦めなければならない。それは女に生まれたのにさすがに・・・』という葛藤に思い悩んでいます。
別に、恋愛をしたくないわけではない。
けど、他にやりたいことも多いし、仕事もしたいし、それを犠牲にしてまで・・・というのが多くの女性の本音ではないでしょうか。
(もちろんこれは高学歴女子に限った話ではありませんが、それまで多くの努力をしてきた分、どうしてもその労力を天秤にかけてしまう人が多いのです)
高学歴な大学生と付き合うのは、確かに少し大変かもしれません。
それでも決して『ただ恋愛ができない』のではなく、『恋愛のカタチが人と違う』だけなのです。
さんまの番組を含めたテレビでは相変わらずの偏向報道が目立ちますが、高学歴だからこそ楽しい面もきっと多いですよ!
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