取り越し苦労が多くて疲れる人の原因は?不安を取り除く方法

「取り越し苦労」が多く、日頃からストレスが多い・・・

そんな方は多いのではないでしょうか?

これから起こる出来事に「どうにでもなるさ」と楽観的になれるまでには、遥かな道のりだと感じる。

その為に明日のことさえ不安になってしまう・・・

今回は「取り越し苦労が多くて疲れる人の原因」から、その不安を取り除く方法を考えてみました。

取り越し苦労が多くて疲れる人の特徴

定義を調べてみると、取り越し苦労という言葉は「どうなるかわからない将来のことをあれこれ考えて、無駄な心配をすること。」という意味があります。

誰もが抱えた事のある将来の不安は、年齢や経験と共に薄れていくものだと思われがちなのではないでしょうか。

しかし、人間関係や社会経験を積んでいても、自身の取り越し苦労を無くすことが出来ない方もいらっしゃいますよね。

「無駄な心配をしている自覚」も芽生えてきて、このことで周りに相談したり誰かの手を借りることを恥ずかしいと感じる方も多いのではないでしょうか。

くだらない悩みならば自分で解決したい、そう思うあまりにストレスの本質的な部分を蔑ろにしてしまう方も多いと思います。

日常的にストレスを感じている方は特に、誰にも言えない取り越し苦労を抱える方も少なくはないと思います。

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「取り越し苦労」の原因とは?

  • 明日のことが心配で寝つきが悪くなる
  • 仕事でミスをするのでは無いかと不安になる
  • 自分や家族の家計が崩れるのではないかと恐怖する

取り越し苦労を避けている人から見ると、なんとも滑稽で無駄と思える悩みでも、その不安感がある為にいつも落ち着かず、イライラしてしまう方も実際にいらっしゃいます。

場合によっては、先のことへの不安感で頭がいっぱいになり、今やるべき事に集中が出来ないという方もいて、とても他人事では無い重大な問題なのではないでしょうか。

「取り越し苦労」には、過去の失敗体験が強く結び付いているようです。

幼い頃に失敗したこと、怖かったこと、悔しかったこと・・・。

それらが記憶に潜在的に残っている為に、これから起こる出来事に反射的に不安感を覚えるというケースが多いんですね。

表面意識では忘れている記憶でも、記憶の深い所にしっかりと刷り込まれている為に「何が怖いのか」を思い出せない方もいるようです。

そして反射的な不安感の為、不安や心配にはしっかりとした根拠がない場合も多くあります。

「なんだか分からないけれど心配だ」と、理由は特に無いけれどストレスを感じてしまう方もいるようです。

その蓄積の為に体調に支障をきたす場合も多く、体調不良で病院へ受診して初めて原因が分かったという方も少なくはありません。

取り越し苦労が多い

心だけではない取り越し苦労の影響とは?

無駄な心配事ばかりする人を滑稽に感じてしまう方もいると思います。

しかし、その日常的なストレスはあちこちへと派生して広がってしまいます。

その影響は心だけで治まらない場合もあり、注意が必要です。

  • 筋肉が緊張して首や肩が凝る
  • 筋緊張性頭痛(慢性的な頭痛)
  • 筋肉の痙攣
  • 睡眠障害

このような症状へ進展してしまう可能性もあり、場合によっては精神科の受診やカウンセリングが必要な方もいるようです。

ただの体調不良だと楽観するような体の異変でも、その原因を突き止めることは大切です。

また取り越し苦労が多い為に、先々の悪いことを予感してしまう為、日常行動が狭い範囲に限られ、生活の質が低下してしまう方もいるようです。

「苦労性」「心配性」と自分の性格だと思い込んで諦めてしまうのは、少々危険であるようです。

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漠然とした不安を取り除く方法とは?

取り越し苦労を「杞憂する」とも言いますが、その由来とは古代中国の「杞国」の故事にあります。

杞の国の人が「天が落ちてきたり、大地が崩れてしまったり、あり得ないことを心配して夜も眠れず食事も食べれなかった」という由来があるようです。

少し大袈裟に感じますが、取り越し苦労は古くから人々の重大な悩みであることに変わりはないようですね。

それでは、どのようにすれば不安は取り除けるのでしょうか?

いくつかポイントに分けて考えてみたいと思います。

心配事は実際には起こらない

ロバート・リーヒ「The Worry Cure」より、『心配事の85%は起こらない』という実験結果があるようです。

また、『不安が現実になった場合でも、79%の人は自分の力で解決することが出来た』という確率のお話があります。

具体的な数字を見てみると、かなりの高確率ですよね。

あれこれと心配している事の85%は実際には起こらない。万が一、現実になってしまっても79%は自分の力で解決が出来る。

そう思うことで心配事や不安な事は、空想や想像だけで終わってしまうのだということを数字で認識出来ますのでこの実験結果は覚えておいても良いかもしれません。

取り越し苦労が多くて疲れる

更に詳しく実験してみたい方は、心配や不安を感じていることを具体的に日記などにリストアップしてみましょう。

その後、実際に実現されたかどうかチェックしてみましょう。

いったい幾つくらい、実現されているのでしょうか?

こうした作業をする事で結果が目に見えて分かりますから、安心材料になりますよね。

心配事に対して行動を起こしてみる

例えば「明日のことが心配で寝付けない」時には、心配である明日に対して行動してみましょう。

明日着ていく洋服を今晩のうちに選んでおく、明日の朝カバンに入れる予定の物をカバンに入れておく、など。

寝付けない時間を活用して明日に対して行動をしてみることで、明日やらなければならない事が減っていることが分かると思います。

今晩のうちに行動してみることで、「今日出来ることはやっておいたから大丈夫!」と安心に繋がるのではないでしょうか?

 

また、「将来のお金が足りないかもしれない」と不安が湧き出てきてしまう方もいると思います。

これもまた心配事に対して行動をすることでいくらか救われるのではないでしょうか?

家計簿を付けてみたり、衝動買いを減らしてみたり、少しずつ貯金を始めてみたり。

将来の不安に対して、現在の自分が行動することは将来の成功という目的だけではありません。

ストレスの無い範囲で行動することによって、「これだけやったから大丈夫だろう」という前向きな想像が出来て、安心材料となってくれると思います。

将来の為の行動を続けることで、現在の行動にも集中して取り組むことにも繋がりそうですよね。 

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未来より「今」をよく見つめてみる

私たちは残念ながらタイムトラベルはまだ出来ないようです。非常に残念ですね・・・

過去にも未来にも行けない私たちには、どうやら「今」しか変えられるものはありません。

そんな画期的なマシンが開発されるのを待つのはとても気が遠くなりますよね。

それならば、「今」を変えてみたほうが早いのではないでしょうか?

 

『百害あって一利なし』とも言える取り越し苦労は、過去や未来の悩みばかりですよね。

もちろん対策を考える事は悪いことではありませんし、過去から学ぶことも大切です。

しかし私たちが「今」の為に出来ることはたくさんあります。

今やるべきことに一点集中してみると、過去や未来に思考を向ける余裕は無くなっているものです。

おろそかにしてしまった現在の自分に考えを集中することで、心が楽になった方もいるそうですよ。

家事に掃除に勉強に仕事、読書や音楽も良いですね。

今目の前にあるものを精一杯に取り組むことで、それが未来にどう繋がるのかワクワクしてくると思います。

しかし、あまり過度な娯楽に集中してしまうと、後の自己嫌悪に繋がる場合もありますので、なるべく発展的なものに取り組むと良いそうです。

体調の改善に努めてみる

心の中の問題だけで止まらない「取り越し苦労」は、少なからず体調に影響があることは先ほども触れていました。

栄養のある食事を摂ることや、ジャンクフードやスナック菓子を遠ざけることは考えやすいですよね。

私たちが不安や心配を感じている時、脳内では神経伝達物質「セロトニン」の分泌が足りていない状態になります。

「幸せホルモン」とも呼ばれるこのセロトニンは、気分だけで無く食欲や睡眠にも関係しています。

体調の改善にセロトニンのレベルを上げることを意識すると良いかもしれません。

【関連記事】

クリスマス前に彼氏と別れたい!科学的理由や破局を阻止する方法

上記はセロトニンに関する関連記事です。

クリスマス前に破局するカップルが多い原因も、実はこの脳内物質『セロトニン』が大きく影響していたんですね。

 

人と多く触れ合うことや、太陽の光を浴びること、運動をすることでもセロトニンのレベルを上げることが出来ます。

極度な糖質制限やダイエットはセロトニンを減らしてしまう原因となり、取り越し苦労も多くなってしまうと思います。

体と心が繋がっているように、「幸せホルモン」をたくさん分泌することを意識して改善に努めてみると良いと思います。

取り越し苦労の悩みを誰かに相談出来ない方でも、「幸せホルモン」の為に出来ることはたくさんあります。

そして、体の調子が良くなっていくことは紛れもない成果になりますよね。

不安に感じていた未来の自分の為にも健康作りと考えるのも良いかもしれませんよ。

「なるようになるさ」を口癖にしよう

『ケセラセラ』はスペイン語が由来の『なるようになるさ!』という言葉です。

沖縄の方言で「何とかなる」の意味で『なんくるないさ~!』も有名ですね。

これには更に『挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る』という意味もあるそうです。

このような言葉が私たちにとって身近であることも、取り越し苦労の不安を取り除くヒントになるかもしれません。

取り越し苦労が多い

極端な楽観視は不安ですが、取り越し苦労を続けるのも気苦労が絶えません。

心配や不安を感じてしまった時、『なるようになるさ!』と言い聞かせてみる、言葉の力も必要かもしれません。

改善の為に懸命になりすぎても疲れてきてしまいます。

そんな時に言葉の力を借りてみるのも、今すぐに出来る行動の一つではないでしょうか?

 

取り越し苦労が多い人は、それだけ物事を多く考えられる方なのではないでしょうか?

まずは少しずつ、行動することが不安を取り除く方法になると思います。

解決策こそ思いつかなくとも、一度改善に向けて動き出せたらそのエネルギーは周りを関心させるものかもしれませんね。

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