お年玉は大学生にもあげるべき?金額相場と新社会人は何歳まで?

お正月に皆で集まった際には、子供にお年玉をあげるのが恒例ですよね。

しかしながら、お年玉は何歳まであげるべきなのでしょうか?

また、中学生や高校生くらいであればまだしも、大学生や成人した新社会人にあげる必要はあるのでしょうか?

そこで今回は、大学生や成人にお年玉を渡すべきか否か、さらには渡す際の金額の相場についてお話したいと思います。

お年玉の由来について考える

お年玉はそもそも、『お供え物として使用し、余った餅をお下がりとして子供に配ったことが始まり』であるとされています。

そもそも、子供にお金をあげるのが始まりではなかったんですね。

しかしながら現状では、子供の貴重な資金調達(お小遣い)の機会であり、時には親でさえも子供のお年玉をアテにしていることもあります。

その一方で、どちらかと言えば『働けない年齢の子供に、一気にたくさんのお金をあげて、1年間自由なことに使えるようにする』といった意味合いも強いですよね。

つまり、自分で働いてお金を稼げる年齢からはお年玉(お小遣い)をあげる必要はないと考えられます。

現実的には、勉強に専念する必要のある高校生は別として、やはり大学生以上がそれに当たるのではないでしょうか。

ただ、人によっては『学生の間はお年玉をあげる』という考え方をしている場合もありますので、ある程度は個々人の判断に委ねられる部分だと言えます。

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大学生にお年玉をあげる割合は?

それでは、実際にはどのくらいの人が大学生にお年玉を渡しているのでしょうか?

正確なデータがあるわけではありませんが、Yahoo知恵袋や教えてGooなどの質問系サイトを見ている限り、55%~65%の人がお年玉をあげているようです。

感覚的なイメージよりも少し多い気がしますね。

同じ大学生でも、

  • アルバイトをする余裕はあるのか
  • 一人暮らしをしているのか
  • 親からの仕送りはもらっているのか
  • 普段どのくらい勉強が忙しいのか

などを考慮する必要があるかもしれませんね。

アルバイトをしているからあげない、という考え方の人も多いですが、それは少し変ではないでしょうか?

きちんと労働しているわけなので、それは本人が頑張って稼いだお金です。

そのお金があるからお年玉をあげない、というのは少し違うかな・・・と思います。

(その理論だと逆に、アルバイトをする余裕があるのに、ただ遊んでニートをやっているだけの大学生の方が評価されることになってしまいますからね)

いつもアルバイトを頑張っているからこそ、臨時収入があればシフトを減らして遊べるかもしれません。

その一方で、理系や教育系の学部の大学生は、実習や日々の課題、実験、研究室などのせいで本当にアルバイトをする余裕がないケースもあります。

本人が実際にどの程度時間にゆとりがあるのか、そういった部分をしっかりと考慮してあげてください。

お年玉、大学生、あげるべき

大学院生にはお年玉をあげる?

大学生はともかく、大学院生ともなれば年齢だけ見ると完全に大人ですよね。

ストレートに大学に受かったとして、学部を卒業するのは22歳、そこから院に進むとなると23歳以上になってしまいます。

D進までするのであれば尚更ですね。

いくら進路は人それぞれだとは言え、高卒で働き始めた人はもう社会人5~6年目の年齢です(笑)

さすがに『23歳の大人にお年玉は・・・』と思う方も多いかもしれません。

しかしながら、大学院生は実は大学生(学部生)より遥かに忙しいものです。

文系学生であっても、本当にアルバイトをする余裕すらないかもしれません。

やはりそういったことを考慮して、『学生の間はお年玉をあげる』『普段のお小遣いはあげられないけど、お年玉くらいは上げる』という考え方の人が少なくないようです。

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私立大学か国立大学か、通いか下宿か

大学生にもなれば、かかるお金も本当に人それぞれになってきます。

私立大学に進学しているのか、国立大学に進学しているのか・・・

それだけで、下手をすれば年間100万円以上変わってくるかもしれません。

さらに、下宿しているのか実家から通っているのかによっても必要なお金は変わってきますよね。

もし普段から子供のために多くのお金を使っているのであれば、わざわざお年玉をあげる必要はないのではないかと思います。

普段から仕送りをしているのか、そうでないのかも重要なポイントですね。

しかしながら、『成人した年(20歳になった年)だけは、お祝いを兼ねてお小遣いを渡す』というのはオススメです。

20歳を境界線にし、成人した年に少し多めの金額を渡した後は、もうお年玉やお小遣いはなし・・・というのは比較的綺麗な区切りかもしれません。

お年玉、大学生、社会人

成人した新社会人へのお年玉は?

基本的には社会人になればお年玉を上げる必要はないでしょう。

しかしながら、社会人1年目であれば、貯金もなかなかないでしょうし、これからの一人暮らしの資金を貯めている最中かもしれません。

また、『新社会人おめでとう』という意味合いで、1年目だけはお年玉をあげる人もいるようです。

ここまで来ると本当に個々人の価値観次第になってきますが、本人の経済状況なども考えて判断してください。

最近では社会人になった後、逆に『子供が両親にお年玉をあげる』という風習まで生まれています。

子供にお年玉をあげることで変に気を遣わせてしまったり、わざわざお返しを買ってきてもらったりすることにもなるかもしれません。

本人の性格にもよりますが、社会人1年目のお祝いをしたいのであれば、1月(お正月)ではなくむしろ4月~5月(ゴールデンウィークに帰省したタイミングなど)に渡すほうが良いかもしれませんね。

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大学生や社会人へのお年玉の金額の相場は?

それでは、大学生や社会人にお年玉を渡す際の金額の相場はいくらくらいなのでしょうか。

高校を卒業してからはさすがに大人扱いされる年齢ですので、5000円程度は逆に失礼に当たるかもしれません。

質問系サイトでは、1万円~3万円と幅広い金額が挙げられていました。

各家庭の経済状況に合わせて金額は決めて問題ありませんが、やはり裁定でも1万円以上は必要なのではないかと思います。

(その金額を出すのが苦しいのであれば、無理してあげる必要はありません)

逆にお年玉で成人のお祝いを兼ねているのであれば、3万円くらいあげても違和感はないですよね。

いかがでしょうか。

大学生へのお年玉は賛否が分かれる部分かもしれませんが、その理由は『人によって大学生活や状況は大きく変わるから』です。

子供さんの状況を一番分かっているのは両親のはずですし、家庭内の経済状況となれば尚更よく知っていますよね。

判断が難しい所かもしれませんが、各家庭の状況を考慮しながら決めてくださいね!

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