成人式に行かない人の割合は?欠席の理由や同窓会の参加率とは?
近年、成人式に行かない!という人の割合が増えている印象があります。
成人式と言えば『大人になるための儀式』としてとても大切に思われがちですが、ライフスタイルや考え方の多様化が進んでいる現代において、もはや古臭い行事と言わざるを得ないのかもしれません。
そこで今回は、成人式に行かない人の割合はどのくらいであるのか、さらにはその欠席の理由についてや、成人式の後の同窓会の参加率についてなどを考えていきたいと思います。
目次
成人式・同窓会に行かない人の割合は?
どのくらいの人が成人式に参加しているのでしょうか?
全国的な統計では、成人式への欠席率は『男性:46.8%、女性39.2%、全体:44.0%』と言われています。
この欠席率は正直かなり高いですよね。
都会であれば参加しやすいですが、田舎では地方の大学に進学していたり、帰省が難しかったりするなどの理由から参加率が低くなる傾向にあります。
各都道府県や市町村が発表している成人式に関する調査結果でもほぼ同程度の数字が出ていますので、基本的には『半分弱が不参加』と考えて間違いはないでしょう。
その一方で、成人式後の同窓会の参加率はどの程度なのでしょうか?
こちらは同窓会の規模や幹事の力量、学校のカラーなども大きく影響してくる上、正しい統計データを取るのが難しくなっています。
ただ実際問題、多くの同窓会の参加費用がかなり高額であることや、成人式が終わった後に他の友達と集まりたい人が少ないないなどが原因で、参加率は2割~5割程度という印象があります。
同窓会用のグループLINEを作ったものの、参加率が異様に低かったり、退会が後を絶たなかったりすることも多いようですね。
成人式に参加しない理由は?
成人式への参加率がこれほど下がっている現在、皆さんはどのような理由で不参加を選択するのでしょうか?
よくある理由を中心にご紹介したいと思います。
成人式そのものに行きたくない
そもそも『成人式そのものに行きたくない』と感じている人は案外多いようです。
昔の友達に会いたくない人や、そもそも一緒に行く友達がいないという人もいるでしょう。
当時仲良かった友達が成人式に行かないから、じゃあ私も・・・というケースもありますね。
無理に参加する必要はないと思いますので、『行きたい!』と思った時に行動を起こしても間に合いますよ!
私立の中学に進学した
地元の公立中学に行かずに私立の中学へ進学した場合、『成人式に行っても自分はどこに座れば良いのかな?』と困る人も少なくありません。
多くの成人式では中学校ごとに集合場所が定められているので、場合によっては小学校の時の友達と顔を合わせるのも難しい、という事態になりかねません。
私立中学への進学を理由に成人式に参加しない人はとても多いので、特に気にする必要はないでしょう。
振り袖や帰省のためのお金がない
女性であれば特に、成人式に参加するためにはお金がかかります。
振り袖をレンタルするためには少なくとも数万円、高ければ何十万もかかってしまいますし、地元から離れて暮らしている人は帰省のための交通費が必要です。
親にお金を出してもらえない人や、『自分でお金を出してまで参加したくはないかなあ・・・』という価値観の人は不参加を選ぶようですね。
確かに、たった一日の成人式のためだけに何十万をお金をかけるのなら、美味しいものを食べたり海外旅行に行ったりした方が有意義だと感じる人も多いかもしれませんね。
女性は振り袖を着ずにスーツで参加する、という選択肢もあるようですが、やっぱり少し浮いてしまいますし、参加を躊躇するのも仕方がないと言えます。
サークルやテストなどの用事がある
成人式当日に、サークルやテストなどの用事があるケースも多いです。
サークルの大切な本番があるとか、大学の期末テストを受けなければならないとか、意外にも予定が被りやすい時期なのかもしれません。
さらに、大学受験で2浪している人にとっては、センター試験前のとても大切な時期に当たります。
成人式に行ってお祝いをする気分でもないという人や、それぞれの用事を優先させたい人など、ごくごく普通に欠席を選択している人も少なくないようですね。
宗教上の理由で成人式に行けない
宗教上の理由から、地元の成人式には参加できない人もいます。
お寺で親戚が集まって成人を祝ったり、それぞれの宗教式の儀式がある人もいるようですね。
実際に私の父も、家が宗教をやっていた影響から成人式には行かなかったと話していました。
ただ、もう20歳であれば自分の意志での行動が許される年齢でもありますので、もし家族の宗教が嫌であるとか、どうしても成人式に参加したいのに許可してくれない等の問題がある場合は、思い切って自分の意見を言っても大丈夫です。
それこそが、まさに成人したからこそ権利と言えます。
前撮りだけで充分な人
中には、『成人式は前撮りだけで充分』という人もいます。
写真屋さんに行けばその日だけ振り袖を安くレンタルできるところもありますし、一生の記念を残すのであればそれだけでも確かに十分ですね。
お金もかからないし、後から『どうして成人式に行かなかったの!?』と聞かれることもないでしょう。
昔は『成人式の振り袖社員がお見合いの写真として使われた』という話がありましたが、そういった機会に困ることもありません。
これは個人的な感覚なのですが、成人式の当日に体調が悪くなってしまった場合、何十万も出してレンタルした振り袖が無駄になってしまいます。
そういった心配もなく、それほどお金を掛けずに成人を祝う手段として『前撮りだけ』は非常におすすめな方法と言えますね。
いかがでしょうか。
成人式に参加しないという選択は、現代ではもはや普通のことになっています。
もし自分の周りの人の参加率が高かったりすると、『自分だけ行かないなんて・・・』と気になってしまうこともあるかもしれませんが、毎年の参加率の全国平均を見ている限りでも、あなたは何もおかしなことはしていません。
こちらは、成人式に行かない選択をする際に後々後悔してしまう可能性や、『成人式に参加して欲しい』と願う親の意見をどう対処するか、さらには既に振り袖を予約してしまっているケースなどについてお話しています。
是非参考にしてみてください。
さらに、『成人式には行かずに、同窓会にだけ顔を出す』という手段もあります。
その際の服装などについてはこちらの記事でお話しているので、気になる方はご一読ください。
最近のアンケート調査では、『成人式はハロウィン感覚』といった如何にも現代らしい意見も目立ってきています。
儀式や行事の在り方は時代とともに変わるものです。
だからこそ、あなたに一番合った選択をすることが一番ですよ!
ぼっちやから行く意味なくて欠席したんやで〜(^_^)/
ええな