陰キャラを脱出して陽キャになりたい!特徴と性格を変える方法
学校内のスクールカーストを示す言葉で、『陰キャ(インキャ)』と『陽キャ』というものがあります。
私自身はこの言葉はあまり好きではない、むしろ『人をそんな風に分類すること自体がナンセンス』だと思いますが、実際にクラス内でそういった格付けがなされているのは事実です。
そして『自分はいわゆる陰キャだから、そこから脱却したい』と考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回、陰キャ(陰キャラ)と陽キャ(陽キャラ)の特徴知って、なりたい自分に近づくための方法を考えてみたいと思います。
目次
陰キャラ(インキャ)と陽キャとは?
いわゆる『陰キャ』や『陽キャ』とはどういう意味なのでしょうか。
Weblioの実用日本語表現辞典では、陰キャは以下のように説明されています。
陰気な性格の人を意味する俗語。「陰気なキャラ」あるいは「陰気キャラ」の略語とされる。
スクールカーストの文脈においては、実際の性格が陰気かどうかをさほど重要な条件とせず、スクールカーストの下位に位置する、いわゆるクラスの「イケてない」人やグループの総称として用いられることも多い。
ハッキリ言ってこの定義は、かなり人を馬鹿にしたような内容ですよね。
ただ実はここで大切なのが、『実際に陰気かどうかは重要視されない』という点。
つまり、例え自分がどれほど明るくなろうとしたとしても、クラス内の立ち位置が変わらなければ、脱陰キャは難しくなってしまうのです。
逆に言うと、あなた自身の性格は全く変わらなくても、クラス内(集団)のポジションさえ変われば陰キャではなくなるということですね。
ここを勘違いしている人が多いので、注意してください。
いわゆる陽キャとはどういう意味?
それでは、陰キャの対極にあるとされる『陽キャ』とは何なのでしょうか。
正確な定義があるわけではありませんが、いわゆる『ウェイ系』と呼ばれる人たちと『陽キャ』はある程度一致するのではないでしょうか。
イメージとしては、
- 教室内で大きな声で集団で喋っている
- 文化祭や体育祭で中心的に動く
- いわゆる陰キャを馬鹿にしたような態度を取る
- 体育のチーム戦で本気を出す
といった感じでしょうか。
必ずしも一致するわけではないにせよ、こういった人たちが『ウェイ』『パリピ』そして『陽キャ』と言われるわけです。
陰キャあるあるとは?
逆に、いわゆる『陰キャあるある』には、どのようなエピソードがあるのでしょうか?
- トイレの前に派手なグループが溜まっていると、違うトイレを探す
- 休み時間に寝たふりをする
- 異性に話しかけられない
- 陽キャ(ウェイ)の人たちにできるだけ関わらないようにする
- 文化祭や体育祭などはなるべく目立たない役をする
これらが有名なエピソードとして挙げられます。
陰キャや陽キャの定義は曖昧であるものの、こういった具体的なエピソードからクラス内でのポジション(キャラ)をイメージすることができます。
そして逆に言えば、これらの不自由さを解決することができれば、もう陰キャではないわけです。
それでは、そもそも何が原因で『インキャとヨウキャ』と呼ばれる二つの分類が生まれているのでしょうか。
集団内のポジションを決める要素は様々
なんとなくスクールカーストの上位に立つためには、『スポーツができる』『コミュ強』といった要素が大切であるかのように思うかもしれません。
実際に、スポーツがよくできる体育会系男子がスクールカースト上位に君臨していることは珍しくありません。
しかしながらもっと広い視野で見ると、クラス内、集団内のカーストがどうやって決まるかなんて、所詮運でしかないのです。
例えば有名進学校では、全てのカーストは勉強で決まっていることも多いです。
そんな環境にスポーツ万能な陽キャが来たところで、たぶんカースト上位になることはできないでしょう。
つまり今カーストの上位に君臨している人は、たまたまその環境だったから、『陽キャ』などと言われる存在になれているだけなのです。
陽キャがコミュ強、陰キャがコミュ障ではない
一見すると、陰キャがコミュ障で陽キャ(ウェイ)がコミュ強、と思うこともあるかもしれません。
しかしながら、実は全くそんなことはありません。
本当のコミュ強(コミュニケーションが上手い人)というのは、『自分と性格が違う人とでも仲良く話せる』人のことを言います。
本当にコミュニケーションが得意な人と話せば、例え自分でコミュ障だと思っていたとしても、特に苦労することなく自然に会話が弾むはずです。
趣味や性格の違いに関わらず、相手の会話を自然に引き出してあげられる人。
それが本当のコミュニケーション強者なのです。
また『陰キャである自分』に悩んでいる人は、なんとなく『陽キャが怖い』と思っていませんか?
それは結局、陽キャが先述したような『自分が陽キャでいられる環境に甘え、自分と違う人(陰キャ)を馬鹿にすることで自尊心を保っている』だけの存在であることを意味しているのです。
人には性格の違いがあって当然です。
彼らが本当にコミュニケーション強者なのであれば、自分とは合わないはずの”陰キャ”の人たちとも問題なく仲良くできるはずです。
少なくとも、トイレで溜まっている集団を見て逃げ出さなくてはならないような状況は起きません。
つまり、陰キャがコミュニケーションが下手なのではなく、『性格が合う人もいないし、合わせられる大人な人もいない』というだけなのです。
“陰キャ”などと呼んで、自分と性格の違う人に威圧感を与えているような存在は、むしろただ単に『コミュ障』なだけです。
本当に陽キャになりたいのか?
それでは、あなたは本当に『陽キャ』になりたいのでしょうか。
人間は、自分が持って生まれた性格や嗜好は変えられないものですし、他人に迷惑をかけない限りは変える必要はないと思っています。
あなたが『陰キャを脱したい』と思っているとすれば、それはただ『陽キャの人たちみたいに楽しく過ごしたい』というだけではないでしょうか?
陽キャが楽しいかは別として、無理やり彼らの呼ばれる人たちのグループに入り、本当は気が合わない友達と一緒に行動するのは大変です。
よく自分が陰キャであるという人から、『教室の片隅で漫画やアニメの話をしているのが惨めだった』という話を聞きます。
でも、それはアニメの話をしているのがダメだったのではなく、陽キャの支配的な態度に怯えながら、隅っこにいるしかなかった状況を変えたかったのではないでしょうか?
つまり、もしあなたと話の合う人がクラスの大半を占めていたとしたら、あなたは陰キャになっていなかったでしょうし、きっと楽しい生活を送れたに違いありません。
あなたが本当に求めているのは、『陽キャ』になることではなく、自分と気の合う仲間がある環境に身を置くことではないでしょうか。
自分が陰キャだと思い込むのは危険
ここまでは、あなたが『陰キャ』だったのが悪いのではなく、単に環境に恵まれなかった、という話をしました。
しかしながら、例えば大学に入ってから自分の所属を自由に決められる立場になったときに、『自分は陰キャだ』と思い込んでいるのは非常に危険です。
『自分の性格=インキャ』と思い込んでしまい、本当にあなた自身に合っている環境が分からなくなってしまうのです。
その結果、自分には合わないサークル選びをしてしまったり、本当は気が合う仲間なのに、『あんな陰キャの集団に入ったら昔と同じだ』と拒絶してしまったり・・・
そうこうしているうちにまた人間関係が上手くいかなくなって、自信をなくしてしまうのです。
陰キャを脱出するには、自分が一番自分らしくいられる場所に身を置くこと。
それが一番手っ取り早いでしょう。
そうして自分に自信がついてきたら、自分と合わない『陽キャ』『ウェイ』と呼ばれる人たちとも仲良くできる心のゆとりが生まれてきます。
(実際に、そういう人を何人も見てきました)
だからこそまずは、自分らしくいられる環境に身を置き、そこで自信をつけることが最も大切なのです。
いかがでしょうか。
もし自分と合わないウェイ系ばかりの集団に身を置かなけばならないとしたら、その時はその集団を去るか、それが無理であれば、自分に合う環境を探し続けるしかありません。
ここで、絶対に『自分が陰気だから悪いんだ・・・』などと思わないでください。
数の暴力と、性格の違うあなたを受け入れるだけのコミュ力が周りにないだけなのです。
本当にあなたらしくいられる場所が、早く見つかると良いですね!
とても勇気づけられました。
本当にありがとうございました。
来年から高校一年になります。
そこで
自分がいるべき場所に行けるよう
自分が陰キャと決して思わないようにしようと思いましした。