真面目系クズな人の特徴と治し方(改善方法)とは?
「真面目系クズ」という言葉が流行し始めてから久しい現在ですが、その特徴は案外曖昧なままです。
褒め言葉なのか否かも分からない少し変わった言葉ですが、そんな真面目系クズの人たちの特徴とはどのようなものなのでしょうか?
今回はその改善方法も含めて、考えてみたいと思います。
目次
真面目系クズの特徴とは?
そもそも真面目系クズとはどのような人たちのことを指すのでしょうか。
実は人々が考えている『真面目系クズ』には2種類存在するのです。
ハイスペックだけどクズな人
実はハイスペックだけど、クズな人。
個人的には、高学歴と呼ばれる難関国公立大学の学生などがこれに当てはまるのではないかと思います。
難関国公立に合格しているくらいですので、当然ながら中高生の頃は誰よりも一生懸命勉強に取り組んできたはずです。
テレビで報じられているような「1日たった2時間の勉強で~~」などはほぼでまかせで、ほぼ全ての難関大学の学生が、コツコツと真面目に勉強してきたわけです。
しかしながら、実は高校時代には学校をサボって一人でマクドナルドで自習していたり、授業を抜け出して息抜きをしていたり、世間のイメージで言う『優等生』とはかけ離れた行動を取っている人たちがいるのです。
優等生と言えば、成績も良く、その上親や先生の言うことは忠実に聞く、といったイメージがありますが、真面目系クズの場合は『大人の言うことは隠れて破るけど、真面目に勉強に取り組んでいる』といった感じでしょうか。
例えば京大生は世間的に見ると非常にハイスペックで『優等生の集まり』と思っている方もいらっしゃいますが、実際には徹夜で麻雀に興じたり、昼夜逆転していたり、いつも授業をサボっていたりするわけです。
そういったギャップのある人を、『真面目系クズ』と呼ぶ人もいます。
素直に言うことを聞くのにクズな人
世間的なイメージとしてメジャーなのは、こちらのほうの「真面目系クズ」であると考えられます。
先生や親の言うことに反抗はしないものの、一生懸命努力するわけではない。
一見すると注意を素直に聞いているように見えるので、表面上の評価は高いわけです。(だからこそ真面目系と呼ばれる)
しかしながらその実情は、そもそも反抗をするほうが面倒くさいと考えているだけで、中身は文字通りの『クズ』なのです。
人当たりは良く素直に返事をするので、最初は周りから期待されることが多い真面目系クズ。
その後も特に努力をすることもなく、かといってルールから外れたことをする勇気もない。
周りに流されているだけ・・・
その結果、だんだん周りは「この人って一見真面目だけど、使えないよね」と失望してしまうのです。
実はこの真面目系クズは、ある病気ではないかという説もあるのです。
真面目系クズは発達障害だった?
真面目系クズは、実は発達障害の一種ではないかという可能性がささやかれているのです。
正式な病名は、『アイデンティティ拡散症候群』というもの。
特徴は6つあり、以下の通りです。
- 何事も努力が続かない、酷く飽きっぽい
- 時間を守ることができず、時間の切迫感や危機感を感じられない
- 必要以上に悩んでしまうことが多い
- 自分で選択や決断を下すことができない
- 対人関係が苦手で、仲の良い人とも距離感が上手く掴めない
- 周りが好むものを否定し、反対のものを好きになろうとする(アマノジャク)
これらのうち、4つ以上当てはまった場合には『アイデンティティ拡散症候群』であると考えられています。
しかしながら、上記の特徴が当てはまる人はかなりいるのではないでしょうか?
そもそも病気とは、『個性と異常の境界線を作ること』であるとも言えます。
ある程度のレベルまではただの個性で、それを超えると『病気である』と認定されるわけです。
だからこそ、別に上記の全てに当てはまったところで、特に焦る必要はありません。
実は二つの『真面目系クズ』は繋がっている
ここまで、2種類の真面目系クズについてご紹介してきました。
なんとなく、完全別のものののように紹介してきた2種類のタイプですが、実はこの2つは同じものなのです。
世間のイメージから『真面目系クズ=実際は能力がない』といった印象があるかもしれませんが、必ずしもそうではないということです。
真面目系クズな人が、自分の興味を持ったこと(例えば勉強など)に本気を出した場合、その欠点(クズな部分)がなんとなく許されてしまうだけのことです。
学生時代には先ほどの6つの項目に当てはまっていたとしても、それほど苦労はしません。
結局のところ能力には関係なく、性格の特徴として『クズな部分(6項目)がある』というのが、真面目系クズの定義ではないでしょうか。
真面目系クズの治し方とは?
それでは、真面目系クズはどうすれば改善することができるのでしょうか。
あるアンケート調査では、真面目系クズの特徴として以下のものが挙げられていました。
1位 人が見ていないところでは徹底的にサボる36.4%
2位 「わかりました」とは言うけれど、実はわかってない35.9%
3位 実は周囲を見下している17.6%
4位 努力しているアピールがすごい17.1%
5位 真面目っぽいので周りから期待されるが成果が伴わない16.5%
5位 外面だけはよい16.5%
もちろん能力的な面で限界はあるかもしれませんが、逆に言えば、上記のことをしなければ『真面目系クズ』ではなくなるわけです。
- 人が見ないところでも一生懸命仕事に取り組む
- 言われたことは返事だけでなく、ちゃんと行動に移す
- 努力よりも結果を出すことを意識し、自分の努力に自画自賛しない
これらを気を付けるだけで、『脱真面目系クズ』が可能なのではないでしょうか。
真面目系クズの実際の定義や病気の可能性、さらには世間が思うその特徴などを見てきましたが、なんとなく『結局みんなに当てはまりそう』なんですよね(笑)
大人になってからあからさまに周囲に反抗する人は少ないですし、誰しもがある程度『真面目に見える』のは当然です。
だからこそ、上記のような特徴に当てはまらないよう意識するだけで、多くの人との差別化ができるとも言えます。
ちょっとした心がけで改善できる部分が大きいと思いますので、是非参考にしてみてくださいね!
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