受験生は友達と付き合いを断つべき?応援されてむかつく心理とは
いよいよ9月も下旬となり、受験生にとっては日に日に本番が近づいてくる、とても嫌な時期だと思います。
特に大学受験ともなると、将来の進路に直結することもあって精神的にも辛い学生が多いのではないでしょうか。
成績が伸びない、志望校に届かないかもしれない・・・そういった学力の問題だけでも大変なのに、その焦りからか人間関係のトラブルも同時に増えるものです。
そこで今回の記事では、受験期における友達との付き合い方や、不安定になりがちな精神状態について、私自身の体験も踏まえながら考えたいと思います。
勉強に忙しくてもトラブルは起こる
受験生にとって大きな悩みの一つに、『友達との付き合い方』が挙げられます。
親や先生に相談しても『受験生なんだから、そんなことに悩んでいないで勉強に集中しなさい』と言われるし、それでも人間関係に悩むほど勉強が手につかなくなるという悪循環・・・
私が通っていた高校は私立の進学校で、それこそ『勉強以外のことはするな』というような校風でした。
『恋愛禁止』『携帯の単純所持禁止(バレたら即解約)』といった、友達関係すら希薄になりがちな厳しい環境でしたが、それでも悲しいかな、人間関係の悩みは尽きなかったものです。
学校の授業は朝8時頃から夜18時までみっちりと行われており、休み時間もあまりありませんでしたが、その短い時間の中で何かしらトラブルが起こっていました(笑)
したがって、いくら勉強に忙しくしていたとしても、人間関係の悩みをなくすのは難しいと言えます。
人間関係が面倒になってくる?
勉強に忙しくなってくると、だんだん友達と一緒にいるのが面倒臭く感じるようになることがあります。
仲が良い相手でも最低限度気を遣わなければならないし、私自身も純粋に誰かと話す時間があるなら参考書を開いていたい、と思ったことも何度もあります。
高校生や予備校などの何らかの組織に属している場合であれば、それでも特に問題はないでしょう。
本当の友達ならその気持ちを理解してくれるはずですし、一言『いまは勉強に集中したいから、ごめんね』と声をかけておけば、人間関係の煩わしさからも少しは解放されるのではないでしょうか。
実際に私も、高校3年生の後半は一人でお昼ごはんを食べることが多くなりました。
ここで、また『理解してもらえない』『相手との仲に溝ができる』などの新たなトラブルが起こるようなら考えものですが、完全に付き合いを断たないまでも、友達との距離を置いてみても良い時期かと思います。
付き合いを完全に絶つのは危険
実は私は一年浪人しているのですが、家庭の事情で予備校に通うことはできませんでした。
もともと高校生の頃から受験真っ只中の人間関係に煩わしさを感じていた私は、家に引きこもりほとんど誰とも口を聞くことなく勉強をしていました。
すると、不思議なことにモチベーションがどんどんと下がってきたしまったのです。
個人差や性格の差はあると思うのですが、外との接触を完全に絶って引きこもってしまうのは絶対に良くないと断言できます。
先ほども少し触れたのですが、高校や予備校などの一つの集団の中で独立しているのは決して悪いことではありません。
しかし、宅浪状態で外界との接触がなくなると、勉強へのモチベーションを保つのがかなり難しくなってくるのです。
- 突然、勉強している意味分からなくなる
- 成績が上がっても下がっても話せる相手がおらず、辛くなる
- 頭がだんだん働かなくなってくる
いくら受験真っ最中の人間関係が面倒になっても、引きこもってしまうとこのような問題がが普通に起こってきます。
多少のトラブルに目をつぶってでも、誰かと関わっておくことは案外大切なのかもしれません。
応援されても腹が立つ心理とは?
受験に対して真剣に向き合えば向き合うほど、精神状態は不安定になりやすいものです。
友達からの応援になんとなく腹が立ってしまうことだってあります。
実際に私も、志望校が同じ友達に『一緒に頑張ろうね』と声をかけたら、『お前のほうが成績良いくせにうざい、むかつくからそんなこと言わないで』と言われたことがあります(笑)
その時は私も良い気分ではありませんでしたが、逆に立場になっとき、やっぱり『応援されても素直に喜べない』ということを経験しました。
受験で常に緊張状態にあり、模試やテストを受けるたびにピリピリしている中、ついつい疑心暗鬼に陥ってしまうのはもはや普通のことです。
誰だって、自分の幸せがあってこそ相手へ気を遣う余裕が生まれます。
普段なら腹も立たないことでも不思議とイライラしてしてしまい、友達のことがうざいと感じてしまう・・・そしてそんな自分がまた嫌になる・・・
志望校が同じだったり、成績的にライバルだったり、AO入試や推薦などで友達だけが先に受かったり、逆に自分だけが落ちてしまったり、色々なことがある中で心にゆとりがなくなっていくのは当然。
- 自分は性格が悪いのかもしれない
- 心がせまいのかもしれない
そんな風に自己嫌悪に陥ることもあるかもしれませんが、受験が終わってしまえばきっと笑って振り返ることができる日が来るはずです。
当時喧嘩ばかりしていた友達とも、大学生になれば落ち着いて付き合うことができるでしょう。
受験生のときの友達は戦友
それだけピリピリした空気の中ぶつかりあいながらも一緒にいた友達は、本当の意味での親友となり得る存在です。
実際に受験生真っ最中の時は、そんな先のことなど考えられないと思いますし、少しでもトラブルを避けながら勉強に集中することも大切でしょう。
しかし、人間関係に悩んでしまって勉強が手につかない時、辛くなった時は、『受験生なんてこんなものなんだ』と思い切って開き直ってラクに考えてみてはいかがでしょうか?
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そもそも『大学生の人間関係の悩み』を扱うこのブログで敢えて受験生に関する記事を取り扱ったのは、個人的に私が仮面浪人を経験しているからです。
大学生だからと言って、受験というのは必ずしも無関係ではない・・・
そういった気持ちも込めて、この記事を執筆しました。
仮面浪人する時は友達を作らない?大学の人間関係やサークルは?
もしたまたまこの記事を読んだ人が仮面浪人生だったら・・・
そんな気持ちを込めて、こちらの記事のURLも貼っておきますね。
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