仮面浪人する時は友達を作らない?大学の人間関係やサークルは?

4月もいよいよ下旬となり、新大学生の中には『仮面浪人をしてもう一度第一志望の大学を受け直そう・・・』と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、大学の単位を普通に取り、時にはバイトもして、その状態で受験勉強となると、大変なことも多いはず。

中でも大学の友達関係は、一番頭を悩ませるところではないでしょうか。

そこで今回は、実際に某私立大学から京都大学への仮面浪人に成功した私が、『仮面浪人生の人間関係の在り方』について考えてみたいと思います。

仮面浪人生は友達を作るべき?

仮面浪人とは、口で言うほど単純なものではありません。

今回はあくまでも『仮面を決意した人が、大学内でどう振る舞うか』に焦点を当ててお話ししますので、あえて今更”仮面浪人すべきかどうか”という議論をするつもりはありません。

しかしながら、仮面浪人で辛い部分の一つとして、

  • 正直友達を作っている余裕はない
  • 在籍大学のことが嫌いなので、そこの人と関わるのも嫌だ

こんな風に思っているにも関わらず、

  • 大学内では友達がいないと大変なことが多い
  • 万が一不合格だった場合、後の友達関係が終わる

これらの葛藤の板挟みになるんですよね。

もちろん、友達を一切作らずに受験に集中し、そして志望校に合格して晴れて退学する・・・というのが理想です。

ただ、あくまでもそれは理想であって、友達が一人もいない状態で仮面浪人することは、後々大きなプレッシャーに繋がってしまうのです。

受験直前になってきたときに、『もしこれで落ちたら、今の大学には友達が一人もいないしかなりヤバい・・・』と冷静な判断力を失う原因にもなります。

だからこそ、可能であれば友達を作ってください。

頻繁に遊びに行く必要はないですし、大学内で会った時に話をしたり、試験前に休んだ時のノートを見せてもらえる程度の知り合いで十分です。

嫌な言い方かもしれませんが、仮面浪人の本来の利点は『失敗しても戻る場所がある』ことです。

大学内、そして学部内に自分の居場所をとりあえず作っておくことも大切ですよ!

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大学の友達とはどう付き合うべき?

しかしながら、いざ友達を作ると言っても、『どのくらい深く付き合えばよいんだろう・・・?』と悩んでしまうかもしれません。

私は、仮面浪人仲間だった友達一人を除いては、普段一緒に行動できるような友達は全くいませんでした。

極力授業をサボって大学の図書館に籠り、授業中であってもバレないように受験勉強をする。

中にはグループワークの授業も多かったので、授業内だけで交流を済ませ、付き合いは最低限度にとどめていました。

唯一、年に3回程度クラスでの飲み会が開催されていたので、そのうちの1回だけは顔を出したくらいでしょうか。

(クラス内の人の顔と名前すら覚えていないような状態でしたが、それなりにみんあ話しかけてくれて嬉しかったのを覚えています。)

ただ、やはり受験直前には

『今の大学に残っても自分の居場所はない・・・』

『来年、一緒に履修を組む友達も、お昼ご飯を一緒に食べる知り合いもいない・・・』

とプレッシャーがかかったので、もう少し周りと交流しておくべきだったかな、と思います。

仮面浪人、友達

大学の友達に仮面のことを言うべき?

大学の友達に、仮面浪人のことを正直に打ち明けるべきでしょうか?

正直なところ、できる限り周りに隠したほうが良いでしょう。

仮面浪人を良く思わない人もいますし、どうしても空気を乱す存在として嫌悪感を持つ人もいます。

無駄な争いは避けたいところなので、できる限り周囲には隠しておきましょう。

また、仮面浪人を画していることで万が一受験に失敗して今の大学に残ることになったとき、よりスムーズに大学生活に溶け込むことができます。

私はよく大学の図書館で受験勉強をしていましたが、絶対に同級生のいない地下にある書庫に籠っていました。

授業中に内職をするときもバレないように気を付けてくださいね。

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仮面浪人の友達ができれば理想

一番理想的なのは、仮面浪人の友達を作ることですね。

私の場合は、やむを得ず仮面浪人を打ち明けた相手も再受験することになり、結果的に友達一人を仮面の道に引きずり込む形になりました。

(二人とも合格したので良かったですが)

なかなかそんな上手くはいかないと思うので、Twitterなどで同じ大学内の仮面浪人生を探してみましょう。

とりあえず友達がいれば周りからも怪しまれにくいですし、ひとまず1年間は一人ぼっちになる心配はありません。

どうしても仲間が見つからなかった場合は、周囲とは表面上の付き合いにとどめつつ、怪しまれないように上手く誤魔化してください(笑)

仮面浪人、成功、友達

仮面浪人生はサークルに入るべき?

よく『仮面浪人生はサークルに入るべきか』という質問をされるのですが、結論から言うと入らないほうが良いと思います。

サークルはあくまで大学生のためのものであり、当然ながらサークルの主旨の達成と、サークル内のコミュニケーションを大きな目的としています。

しかしながら、仮面浪人であればそういったサークル内の交流は煩わしいものですし、ただでさえ時間がない状況なので、受験勉強に集中したほうが良いでしょう。

サークル内の人間関係に変に気を遣ってしまいますし、そこまでしてもせいぜい『他学部の知り合いができる』程度の利点しかありません。

【関連記事】

仮面浪人の成功例と失敗例、合格率を上げるやり方!単位やバイトは?

大阪府立大学には仮面浪人サークルがあるそうで、そういったコミュニティがあれば確かに理想かもしれませんが、わざわざ時間をかけて自分で作る必要もありません。

サークルは2回生からでも入れるので、特に問題はないと言えますね。

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仮面浪人は孤独な戦いである

最後に、これから仮面浪人をする人に向けて一番お話ししたいのは『仮面浪人は孤独な戦いである』ということです。

私の場合は週2回のアルバイトをしながら大学に通い、普通に単位を取りながら受験勉強をしていました。

端から見れば、『友達は少ないけどよく図書館で勉強してるヤツ』程度の認識だったでしょう。

授業中にグループワークがあれば、普通に周りとコミュニケーションを取り、語学の授業では、会えば話せる程度の知り合いもできました。

しかしながら、心の中では一切逆ことを考えているわけです。

  • こんな大学、早く抜け出してやる・・・
  • 友達と喋ってる時間あったら受験勉強したい
  • 遊びに誘ってくれるのは、ありがた迷惑だな・・・

こんなことを思いながら曲がりなりにも大学生活を送っていると、ふとした時に寂しさを感じてしまうのです。

もちろん志望校に合格できれば良い思い出になるのですが、表面上は普通の大学生であっても、周囲と絶対に相容れないほどの温度差があることになんとなく空しさを感じてくるのです。

勉強を頑張れば頑張るほど、志望校への思いが強いほどこうなっていきます。

しかし、逆に言えばそれは『仮面浪人性のあるべき姿』なのではないかと思います。

そういった負の感情は学習の効率化に繋がりますし、その思いが仮面浪人の成功率を高めると今でも信じています。

ただ、その負の感情は絶対に表に出ないように隠してください。

それこそが、仮面の成功率を最大限に引き出し、なおかつ在籍大学へのリスクヘッジになるのです。

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