大学のサークルの新歓コンパが怖い?飲み会のお酒強制って?
これから新しく大学生になる方々にとって、まず体験することになるのが『サークルの新歓の嵐』です。
学校によって多少の差はあれど、入学式の日に各サークルがひたすらビラを配る『ビラロード』ができたり、その後もキョロキョロしながら構内を歩いているだけで先輩に声を掛けられたり・・・
そんなサークルに新歓につきものなのが、『新歓コンパ』と呼ばれるものです。
配られたビラにも新歓コンパの日程が書いてあったり、先輩に誘われたりするものの、新歓コンパが何なのかよく分からないという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新歓コンパについてや新入生の乗り切り方についてご紹介したいと思います。
目次
新歓コンパは怖いものではない
新歓コンパとは、そもそも何なのでしょうか?
簡単に言えば、普通の飲み会です(笑)
コンパというとなんとなく合コンのような雰囲気を想像しますが、少なくとも大学における『コンパ』はただの飲み会のことです。
実際、新歓コンパの他にも『ゼミコンパ』『追い出しコンパ(卒業する先輩を送るためのコンパ)』など、様々な飲み会にコンパという名前が使われています。
したがって、新歓コンパは全く怖いものではなく、ごくごく普通の飲み会だと思ってください。
大学の新歓コンパでお酒の強制はある?
次に心配なのが、お酒についだと思います。
大学入学前からお酒に慣れている人ならともかく、
- まだ成人していないからお酒は飲みたくない
- お酒を飲んだことがないから不安
という方にとって、お酒を強要されるような飲み会には参加したくない、というのが本音だと思います。
実際、大学のサークルの新歓において、お酒の強要はあるのでしょうか?
正直に言うと、まったくないとは言い切れません。
最近は一気飲みの強要による事故の多発や、大学側の粘り強い指導のおかげもあって、一昔前よりはそういった問題あるサークルは随分と少なくなりました。
それでも、一部のサークルではお酒の強要やコール等が存在します。
実際に私の友達もそういったサークルに参加し、新歓の段階から飲まされていました。
それはとある私立大学のテニスサークルだったのですが、新歓コンパと称した飲み会は本当に酷いものだったそうです。
コール(一気飲みなどを強要する歌のようなもの)が飛び交い、いつ吐いても良いように大量のバケツが用意されている。
新入生であっても関係なく飲まされ、全員吐くまで潰される・・・という話でした。
それはさすがにちょっと極端な例ですが、特に派手な私立大学では、こういった風習や伝統が残っているサークルもまだまだ普通に存在します。
とは言えそういった問題あるサークルは一部だけですし、そういうノリが好きな人だけが集まっている傾向にあるので、新歓期に気をつけてサークル選びを行えば問題ありません。
どんなサークルの新歓がヤバい?
それでは、そういった問題あるサークルはどのようにして見分けるのが良いのでしょうか。
非常に一般的ですが、
- 体育会系
- テニスサークル(と称した飲みサー)
この2つが『飲まされる可能性が高い』サークルと言えます。
各大学で、何故か『テニスサークルが飲まされる傾向にある』という都市伝説が定着しています。
必ずしも全てのテニスサークルが飲みサーではありませんし、お酒の強要などはない、本当に真面目に練習しているところもあります。
知り合いの先輩がいなくとも、新歓に行った同級生から話を聞くこともできるので、こういったサークルの新歓に行く際には気をつけてください。
大学のサークル新歓の色々
実際には、サークルによって新歓コンパの様子は様々です。
以下は私が実際に経験した新歓のエピソードですので、是非イメージをしながら読んでみてください。
とあるテニサーに捕まった話
新入生の時期、健康診断やガイダンス等で忙しくしていた私は、『いかにも新入生』といった顔で大学構内を歩いていました。
お昼ごはんを食べようにも食堂の場所も分からないし、売店も見当たらない。
周りをキョロキョロとしていた時、とあるテニスサークルの人に声をかけられたのです。
その人たちは『自分たちは絶対にお酒の強要はしないから!』と言いながら大学構内を案内してくれ、昼食を食堂で奢ってくれました。
次の日には大学の正門前で待ち伏せをされており、その日も昼食やパフェを奢ってもらい、履修相談に乗ってくれました。
実は当時、私は仮面浪人を決意していたためサークルに入るつもりは一切なかったのですが、断れる雰囲気はどんどん失われていったのです。
約束をせずとも行く先々で待ち伏せしている先輩たち。
(考えてみれば、先輩たちは新入生の行事予定を全て把握しているので、待ち伏せは簡単だったんですね。)
当然他のサークルの新歓に行くこともできませんし、というか私は受験勉強したかったし(笑)
そんな抜き差しならない状況が、1週間以上続きました。
結局限界を感じた私は自分が仮面浪人であることを告げ、なんとか先輩たちから離れることができました。
今思い返すと、
- 親切にお世話をして断りづらくさせる
- 他のサークルの新歓に行く時間を奪って、入部せざるを得ない状況を作る
という非常に恐ろしい作戦だったんですね。
お酒の強要はなくても、これだと充分怖いサークルです(笑)
実際に『断りきれなくて入ったサークルで、トラブルに巻き込まれる』といったケースは少なくないので気をつけてくださいね!
食堂でご飯を奢ってくれるだけ
先ほど仮面浪人について少し触れましたが、晴れて第一志望にだった国立大学に合格した私は、漫画研究会の新歓に行ってみることにしました。
そこで驚いたのは、新歓の雰囲気が以前いた私立と全く違うということ。
確かにテニサーと漫研という違いはあるものの、私立の新歓は多くの場合は『居酒屋かお店で奢ってもらう』という感じでした。
その一方で、国立大学では大学内の生協食堂で普通にご飯を奢る、というケースが多いんですよね。
新歓期には食堂がかなり賑わっていました。
私が新歓に行った漫画研究会では、指定された教室に集まってサークルの説明を受けた後、生協食堂で食事を奢ってもらって終了、という物凄く健全な新歓でした。
一概には言えないと思いますが、私立と国立の違いって結構あるのかもしれませんね・・・
音楽サークルの新歓コンパ
漫画研究会の次にとある音楽サークルに目をつけた私は、新歓コンパに遊びに行ってみました。
そのサークルはいわゆる『大学公認』だったため、あてがわれた部室でコンパが行われていました。
部員によるミニコンサートの後、簡単な自己紹介をして、大量の缶チューハイとジュース、宅配ピザが運ばれてきました。
部室はそれほど広いとは言えませんが、地べたに座ってピザを食べ、紙コップに入れたジュースで乾杯・・・というこちらも非常に健全な新歓コンパ(笑)
体育会系の新歓に行かなかったのもありますが、本当に『新歓コンパって色々なんだなあ』と実感した瞬間でした。
他にもいくつかの新歓コンパを経験しましたが、普通に近くのラーメン屋に行って食事をしたり、私が経験した新歓コンパは健全なものが多かったです。
新歓コンパは怖いものではない
実際にお酒の強要等があるサークルでも、新入生であれば逃げても問題はありません。
『お酒を強要されたら断れる自信がない』という人は多いですが、少なくとも新歓期においては先輩に気を遣わず断っても良いでしょう。
それでも強制してくるようなら、文字通りそこから逃走しても構いません。
所詮、その場だけの付き合いで、下手すれば顔すら覚えていないケースもあるくらいなので。
いかがでしょうか?
新歓は確かに『怖い』ものも存在しますが、当然ながら全てがそうではありません。
仮に怖い新歓に出会ってしまったとしても、逃げれば問題ありません。
入るサークルによって大学生活は大きく変わるので、是非後悔のないスタートを切ってくださいね!
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