大学生カップルの同棲はアリ?下宿生の同棲の割合と別れる確率が上がるってホント?
最近めっきり寒くなり、受験生はいよいよ本番・・・という季節になりました。
中には『希望の大学に合格できたら下宿をする予定』という方もいらっしゃると思います。
しかしながら、大学生になって恋人ができ、しかもその両方が(もしくは片方だけでも)下宿生の場合、結構な確率で同棲状態になってしまうことが多いようです。
そこで今回は、下宿大学生カップルの同棲事情について考えてみたいと思います!
目次
下宿生カップルの同棲割合は?
まずは、『下宿しているカップルがどのくらいの割合で同棲状態に陥るのか』について調べてみました。
現役大学生を対象にしたアンケートで「現在、彼氏・彼女と同棲していますか?」と聞いてみたところ、8.3%の人が「している」と回答。やっぱり、大学生でも同棲となるとなかなかハードルが高いようですね。
ちなみに同棲中のみなさんに、その期間について聞いてみたところ、最も多かったのが「1年~1年半未満」(23.1%)。それに「半年~1年未満」(19.2%)、「1年半~2年未満」(15.4%)が続く結果に。数こそ少ないものの、期間的には割と長めの人が多いみたい。
※『大学に関するアンケート』インターネット調査
実施期間2015年03月27日(金)~ 2015年03月31日(火)
有効回答数730人(男性340名、女性390名)
こちらは、スタディサプリというサイトに掲載されていた調査結果なのですが、同棲している大学生の割合は8.3%という結果でした。
しかし、この調査結果はあくまで『全大学生に調査した結果』であり、下宿生に絞った割合であればもっと増えるのではないかと考えられます。
完全にどちらかの家に一本化する同棲でなくとも、ズルズルと片方の家に居候してしまう『半同棲状態』も入れれば、体感ではもっと多くのカップルが同棲しているように思えますね。
彼氏も彼女も下宿している場合、1ヶ月交代で片方の家に泊まったり、もしくは片方が完全に空き家状態になっているもったいないケースも多いです。
親の目がなくなる分、『少しでも一緒にいたい』という気持ちが先行して同棲状態になってしまうのはある程度仕方がないのかもしれません。
大学生の同棲は別れる原因?
次に気になるのが、『大学生同士で下宿をするのは別れる原因になり得る』というお話です。
大学生が同棲をした場合、デメリットや案外たくさん存在します。
1.生活リズムがズレると大変
大学生にもなると、生活リズムが一般人と大きく変わってしまうことはよくあります。
朝まで徹夜でカラオケに行ったり、宅飲みをしたり、サークルが忙しかったり、夜遅くまでバイトをしたり・・・
午前中の授業を取っていなければ(もしくは出席しなければ)、普通の時間に起きる必要もないので、カップル間で生活リズムのズレが生まれてしまう可能性は高いわけです。
そうなった時、1Kの一部屋で生活している大学生にとってどうしてもストレスが溜まってしまいます。
- 寝たいのに電気を消してくれない
- 帰ったら彼女は先に寝ていて気を遣う
- 相手がずっと起きているので熟睡できない
などの弊害が生じるので、気をつける必要があります。
2.金銭的なトラブルが発生する
こちらも結構あるあるです。
金銭トラブルと言えばお金の貸し借りなどを想像しがちですが、実際にはもっと根深い問題です。
- 水道光熱費はどちらが持つのか
- 食費はどちらが持つのか
- 消耗品(シャンプーなど)はどちらが払うのか
など、『どちらが払うべきか』という点でモメる可能性があります。
解決策としては、『全て割り勘と決めておく』『金銭的な面で不満があれば正直に相談する』などが大切ですね。
基本的には全て割り勘、もっと言うと『共有の財布を作る』のが理想的だと言えます。
3.家事の分担をどうするか
家事の分担も大きな課題です。
洗い物、洗濯、掃除、炊事など、ちゃんと全ての家事をしようとすると案外大変なものです。
特に、女性の方がそういった家事全般は得意な傾向にあるので、どうしても負担が偏りがちになってしまいます。
しかし、結婚もしていないあくまで大学生の立場で、二人分の家事を全てこなすのは本当に大変です。
料理は無理でも洗い物はする、洗濯を干すのが無理でも畳んであげる、そんな風に『できること』の妥協点を見出し、二人で相談して分担する必要があります。
4.相手の嫌な一面が見える
結婚を前提にお付き合いをしている場合は、むしろメリットと言えるかもしれません。
嫌な一面と言っても本当に様々で、
- 不潔な一面が見えてしまった
- お金にだらしがなかった
- 生活感を見すぎてマンネリ化してしまった
などが挙げられます。
例えば、毎日お風呂に入っていなかったり、歯磨きをサボりがちだったり、部屋が汚くても気にならなかったり・・・というのは、同棲をすれば嫌でも目についてしまいます。
さらに、狭い部屋で一緒に生活をしていると、気をつけていても生活感が前面に出すぎてしまうというデメリットもあります。
お風呂を上がった時に服を着ずに出てきたり、すっぴん姿を見過ぎたり、そういったことの積み重ねが『熟年夫婦のようなマンネリ化』を生む可能性があるのです。
5.自分ひとりの自由時間がなくなる
同棲をしてしまうと、どうしても自分ひとりの時間がなくなってしまいます。
自宅に友達を呼ぶのも難しくなりますし、ご飯を食べるのだって相手に気を遣って思うように行動できません。
(『自分ひとりならテキトーに済ませるのに』という場面でも、相手に合わせて二人分の食事を作らなければならなくなります)
1Kの狭い部屋の中でずっと二人っきりでいると息も詰まるので、これは大きなデメリットと言えます。
6.学校の勉強との両立が難しくなる
自制心を持って、大学の勉強と恋愛を両立するのは非常に困難です。
有名な話ではありますが、大学生は『恋愛・学業・バイト・サークル活動』、このうちのどれか2つにしか集中できないと言われています。
同棲をするということは自動的に『恋愛』の項目は埋まってしまいますから、あと一つ、サークル活動かバイトをしていれば、どうしても学業は疎かになってしまうわけです。
実際、同棲しているせいで生活リズムが狂い、授業に行けなくなったり、試験前に勉強しづらかったりするケースも多いようです。
いかがでしょうか。
同棲と破局との間に実際に確かな相関関係があるわけではないようですが、少なからず『別れるキッカケ』になる可能性はあるようですね。
そもそも大学生の同棲はアリなのか?
そもそも、倫理的、道徳的に大学生カップルの同棲は良いのでしょうか。
多くの学生が親御さんの援助があって下宿生活を送っていると思うので、もし親御さんが反対しているのであればやはり、押し切って同棲するのは良くないと言えます。
しかし、親御さんも公認しており、現時点で問題がないのであれば、大学生の同棲は必ずしも全否定されるべきではないと私は思っています。
もちろん、
- 結婚も考えていないのにだらしがない
- 親の金で生活している分際で・・・
- 大学生活に支障が出るのでは?
といった意見があるのは当然です。
実際、全く真剣でない交際(遊びの恋愛)をしているカップル同士で同棲までするのは、さすがにどうかとも思います。
ただ、両親のスネをかじっていて許されるのは学生の間までですし、いわば『社会人になるための準備期間』である大学生は、ある程度の自己責任で自由に過ごしても良いのではないかと思うのです。
それで、大学生活に支障が出たとしても、それは全て自己責任。
仮にそれで留年して、親が学費を払ってくれなくなったり、就職活動に影響が出てしまったりするのも、最終的には全て自己責任なわけです。
だからこそ、本当に真剣に考えて、それでも『恋人と同棲したい』と思うのであれば、構わないでしょう。
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